一年前、計画停電に騒いでいたころを思い出してください。ほとんどの方が太陽光発電に興味をもたれ、また、『どうして蓄電ができないのか?』と疑問に思いました。そして今、システムの前進がありました。発電した電気がとっておけるようになったんです。
昨年、太陽光発電に興味をもたれた方の中に、『太陽光発電を付けていれば、停電中も大丈夫』と思われている方が多数いらっしゃいました。これは大きな間違いで、発電はしているのですが通常通りの使用はできません。もちろん、売電もできません。唯一使用できる電源は、パワコンと呼ばれる制御箱についている自立運転コンセントにつない場合に使用できます。(メーカーによる差はありますが、約1.5kW程度です)そのため夜間の停電時には使用できません。そこで、蓄電システムの導入により夜間使用の電力を補うのです。
ただし、蓄電池を入れれば電力会社から電力会社から電気を買わなくてもいいのかということは決してありません。現在の蓄電池ですと、蓄電池専用回路につなげたもので約3時間しかもたないからです。蓄電池システムは災害時の補助的なものという認識をもたれたほうがいいかもしれません。